お腹引き締め|ツボこんにちは、トレーナーの伊藤道生です。今日は生憎の空模様ですね。でも明日からは気温が一気に上がって、夏日になる日もあるかもしれませんから、体調管理に気をつけてくださいね。 今日は、露出が増える第三弾ということで『お腹まわり』の引き締めに効果が期待できるツボをご紹介したいと思います。 まず最初に、お腹周りに脂肪がつきやすい理由から、少し説明したいと思います。食事から体内に入る脂肪のうち、体脂肪になるのは『中性脂肪』です。水に溶けない中性脂肪は、タンパク質と結合して『リポタンパク』という小さな粒子になって血液に入り、身体の各所にある脂肪細胞に運ばれて、再び中性脂肪として蓄えられます。さらに食事から摂った糖質(炭水化物)も余ると、体内で中性脂肪へと変化し、脂肪細胞に蓄えられます。 こうして体内に蓄えられる脂肪(中性脂肪)を『体脂肪』といいます。体脂肪には、『内臓脂肪』と『皮下脂肪』がありますが、その性質はまったく違い、脂肪がカラダのどこに付くのかによって分類されます。 内臓脂肪は、内臓の周りに付く脂肪のことをいいます。胃や腸などがある内臓の周りで、お腹の中の深いところにつく脂肪です。この内臓脂肪は一般的に男性の方が付きやすいのですが、その理由は、皮下脂肪に比べて燃焼されるのが早いため、昔から体を動かすことを仕事にしていた男性はエネルギーを必要としていたため、すぐに燃焼しエネルギーに変えることができる内臓脂肪を多めに蓄えようとするからです。 皮下脂肪は、皮膚のすぐ内側につく脂肪をいいます。内臓脂肪とは異なり全身につくので、皮下脂肪が増えるとカラダのラインが太くなるのが特徴です。内臓脂肪と同じように食べ過ぎや運動不足が原因で皮下脂肪は増えますが、出産を行う女性の場合は子宮を守ったり温める目的で腰周りの皮下脂肪がつきやすくなっています。食生活の見直しと運動習慣を取り入れることで、皮下脂肪は確実に落とすことができます。 内臓脂肪と皮下脂肪の見分け方ですが、簡単な方法として3つご紹介します。 まずは、お腹の見た目です。内臓脂肪が多くついている場合には、お腹が膨れてパンパンになっていることが多いです。これは脂肪が体の内側についているため、お腹全体が内側から押し出されている感じになります。一方で皮下脂肪の場合は、お腹がたるんでいることが多いです。皮下脂肪は皮膚のすぐ下に脂肪つくために、皮膚がたるんで脂肪がぶら下がっているように見える特徴があります。 お腹をつまんでみる方法もあります。お腹をつまむ時には、指だけでなく手のひら全体でつまんでみてください。脂肪をたくさんつまむことができたら皮下脂肪の可能性が高くなります。脂肪をあまりつまめない場合には、内臓脂肪が多いとなります。皮下脂肪は皮膚のすぐ下にあるため手でつまむことができますが、内臓脂肪は体の深く内側にあるため手でつまむことができません。また、つまむ方法と似ていますが、お腹をつねってみるのも判断する方法の一つになります。お腹をつねって痛かったら内臓脂肪、痛みがあまりなかったら皮下脂肪が多い可能性があります。これは皮下脂肪は痛みを感じない特性を利用した判別方法となります。 お腹を触って、温度を感じる方法もあります。皮下脂肪がついているとお腹は暖かくなります。手のひらでお腹を触ってみて、温かいと感じるのであれば皮下脂肪が多い可能性があります。反対に、あまり温かさを感じないようであれば内臓脂肪です。これは脂肪そのものが温かいという特性があるため、皮下脂肪が多いとお腹が温かくなるために判断できる方法です。 脂肪と聞けば即座に悪者扱いですが、本来は身体を守ってくれたり、万一の時にはエネルギーを供給してくれるなど、素晴らしい機能を持ったものです。かといって、蓄えすぎはカラダにも毒ですが…。食生活を見直し、運動習慣を取り入れて、適度な脂肪量をキープしましょう。 中脘(ちゅうかん)おへそから指6本分真上。おへそからみぞおちまでの中間くらいの位置です。胃の働きを改善し、代謝をあげる効果が期待できます。 水分(すいぶん)おへそから指1本分上にあるツボです。体の水分の巡りを調整し、むくみやデトックスに効果が期待できます。 天枢(てんすう)おへそから左右に指3本分離れた場所にあります。お腹の機能を改善するために、腸に働きかけて消化をスムーズにし、便秘解消などの効果があります。 腎兪(じんゆ)おへその真後ろの背骨から、左右に指2本分離れたところにあります。 刺激することで、腎臓の機能を活性化させる効果があり、無駄な水分や脂肪などの老廃物の排出がスムーズになります。 志室 (ししつ)志室は、腎兪からさらに外側に指2本分離れたところにあります。 腎兪同様、刺激すると腎臓の機能を活性化させる働きがあります。
こんにちは、トレーナーの伊藤道生です。今日は生憎の空模様ですね。でも明日からは気温が一気に上がって、夏日になる日もあるかもしれませんから、体調管理に気をつけてくださいね。 今日は、露出が増える第三弾ということで『お腹まわり』の引き締めに効果が期待できるツボをご紹介したいと思います。 まず最初に、お腹周りに脂肪がつきやすい理由から、少し説明したいと思います。食事から体内に入る脂肪のうち、体脂肪になるのは『中性脂肪』です。水に溶けない中性脂肪は、タンパク質と結合して『リポタンパク』という小さな粒子になって血液に入り、身体の各所にある脂肪細胞に運ばれて、再び中性脂肪として蓄えられます。さらに食事から摂った糖質(炭水化物)も余ると、体内で中性脂肪へと変化し、脂肪細胞に蓄えられます。 こうして体内に蓄えられる脂肪(中性脂肪)を『体脂肪』といいます。体脂肪には、『内臓脂肪』と『皮下脂肪』がありますが、その性質はまったく違い、脂肪がカラダのどこに付くのかによって分類されます。 内臓脂肪は、内臓の周りに付く脂肪のことをいいます。胃や腸などがある内臓の周りで、お腹の中の深いところにつく脂肪です。この内臓脂肪は一般的に男性の方が付きやすいのですが、その理由は、皮下脂肪に比べて燃焼されるのが早いため、昔から体を動かすことを仕事にしていた男性はエネルギーを必要としていたため、すぐに燃焼しエネルギーに変えることができる内臓脂肪を多めに蓄えようとするからです。 皮下脂肪は、皮膚のすぐ内側につく脂肪をいいます。内臓脂肪とは異なり全身につくので、皮下脂肪が増えるとカラダのラインが太くなるのが特徴です。内臓脂肪と同じように食べ過ぎや運動不足が原因で皮下脂肪は増えますが、出産を行う女性の場合は子宮を守ったり温める目的で腰周りの皮下脂肪がつきやすくなっています。食生活の見直しと運動習慣を取り入れることで、皮下脂肪は確実に落とすことができます。 内臓脂肪と皮下脂肪の見分け方ですが、簡単な方法として3つご紹介します。 まずは、お腹の見た目です。内臓脂肪が多くついている場合には、お腹が膨れてパンパンになっていることが多いです。これは脂肪が体の内側についているため、お腹全体が内側から押し出されている感じになります。一方で皮下脂肪の場合は、お腹がたるんでいることが多いです。皮下脂肪は皮膚のすぐ下に脂肪つくために、皮膚がたるんで脂肪がぶら下がっているように見える特徴があります。 お腹をつまんでみる方法もあります。お腹をつまむ時には、指だけでなく手のひら全体でつまんでみてください。脂肪をたくさんつまむことができたら皮下脂肪の可能性が高くなります。脂肪をあまりつまめない場合には、内臓脂肪が多いとなります。皮下脂肪は皮膚のすぐ下にあるため手でつまむことができますが、内臓脂肪は体の深く内側にあるため手でつまむことができません。また、つまむ方法と似ていますが、お腹をつねってみるのも判断する方法の一つになります。お腹をつねって痛かったら内臓脂肪、痛みがあまりなかったら皮下脂肪が多い可能性があります。これは皮下脂肪は痛みを感じない特性を利用した判別方法となります。 お腹を触って、温度を感じる方法もあります。皮下脂肪がついているとお腹は暖かくなります。手のひらでお腹を触ってみて、温かいと感じるのであれば皮下脂肪が多い可能性があります。反対に、あまり温かさを感じないようであれば内臓脂肪です。これは脂肪そのものが温かいという特性があるため、皮下脂肪が多いとお腹が温かくなるために判断できる方法です。 脂肪と聞けば即座に悪者扱いですが、本来は身体を守ってくれたり、万一の時にはエネルギーを供給してくれるなど、素晴らしい機能を持ったものです。かといって、蓄えすぎはカラダにも毒ですが…。食生活を見直し、運動習慣を取り入れて、適度な脂肪量をキープしましょう。 中脘(ちゅうかん)おへそから指6本分真上。おへそからみぞおちまでの中間くらいの位置です。胃の働きを改善し、代謝をあげる効果が期待できます。 水分(すいぶん)おへそから指1本分上にあるツボです。体の水分の巡りを調整し、むくみやデトックスに効果が期待できます。 天枢(てんすう)おへそから左右に指3本分離れた場所にあります。お腹の機能を改善するために、腸に働きかけて消化をスムーズにし、便秘解消などの効果があります。 腎兪(じんゆ)おへその真後ろの背骨から、左右に指2本分離れたところにあります。 刺激することで、腎臓の機能を活性化させる効果があり、無駄な水分や脂肪などの老廃物の排出がスムーズになります。 志室 (ししつ)志室は、腎兪からさらに外側に指2本分離れたところにあります。 腎兪同様、刺激すると腎臓の機能を活性化させる働きがあります。