新生活で感じるストレス|ツボこんにちは、トレーナーの伊藤道生です。今日は寒い上に雨ですね。ウチの奥さんの幼稚園は、今日が入園式だそうですが、これから始まるので風邪をひいたり、体調を崩さないように気をつけてくださいね。 さて今日ですが、今は新しく入学・入園したり、新社会人としてスタートするなど、環境が色々と変わって心に負担がかかる時期ですので、そんな時に使えるツボをいくつかご紹介したいと思います。 春は新生活がスタートする季節。進学や仕事で新しいプロジェクトがはじまるなど、新たな経験をする人も多いのではないでしょうか。しかし、環境や人間関係に変化があると、知らず知らずのうちにストレスを感じ、それが積み重なるとカラダに変調を起こすこともあります。 陰陽五行では、春は『肝』に属しています。肝は自律神経の調整、新陳代謝の促進、血液の貯蔵と供給、また精神を安定させる働きをもっています。 本来は、春は肝の働きが活発になるのですが、ストレスなどで肝の力が弱まると、『落ち込む』『イライラする』といったような症状があらわれます。 ストレスとは、心や体にかかる外部からの刺激に対応しようとして生じるさまざまな反応のこと。精神的な緊張や心労、苦痛、暑さ・寒さ、外傷のほか、うれしいこともストレスを引き起こします。適度なストレスはパフォーマンスを高めますが、人間関係や働き過ぎ、不安や恐怖などの不快ストレスが続くと、意欲が低下したり、疲労や不眠、記憶力の低下など心・体・頭に影響を及ぼし、それが結果として行動や態度などにも表れます。 人間はストレスを感じると、それに抵抗するために自律神経のうち『交感神経』が優位になり、緊張状態になります。通常、体を活動的にさせる交感神経とリラックスさせる副交感神経がバランスよく作用することで、健全な生命維持を行っていますが、どちらかの神経だけが過緊張になるとバランスが崩れ、不調が出ます。 緊張を解くには、副交感神経を優位にしてリラックスすることが大事。こんなとき、自律神経を調整してくれるツボ押しをすることで、もやもやした気持ちをリセットすることができます。 ツボには様々な神経が集中していて、特に自律神経とストレスには深く関係があります。ツボを押すと痛いのは、神経の不調がおきているため。そこで、原因に関連するツボを押すと神経が刺激され働きがよくなります。神経の働きが回復するとそれが脳に伝わり、脳からその神経に関連する部位に働きが伝えられて症状が改善する仕組みです。 合谷(ごうこく)ツボを刺激することで、気持ちが落ち着き、徐々に平常心を取り戻すことができます。また、ストレスで乱れた自律神経の機能を正常に戻す働きがあります。手の甲側、親指と人さし指の骨の分かれ目のやや人さし指側にあるツボです。 神門(しんもん)精神的な緊張をほぐし、イライラした気分を鎮めてくれるツボ。特に不安感が強い場合は、このツボを刺激するといいです。手首の横じわの小指側の少しくぼんだ場所にあるツボです。 井穴(せいけつ)・指間穴(しかんけつ)普段よりイライラしたり、落ち込むときに有効なのが井穴(せいけつ)と指間穴(しかんけつ)です。イライラすると、つい過食気味になるという人にもオススメです。井穴 :手の指の爪の生え際。親指は外側、人差し指と中指は親指側、薬指は小指側、小指は両脇にあります。指間穴:手の甲の指と指の間(水かきの部分)です。 労宮(ろうきゅう)ストレスが原因ですでに胃腸に不調が出てきてしまっている人は、腸の働きに関連するツボなので、刺激すると消化吸収がよくなり、体に活力を与えてくれます。不老長寿のツボとも言われていて、緊張や疲れを緩和してくれる効果もあります。こぶしを握ったとき、中指の先端がくる位置です。 新年度は始まったばかりです。最初から飛ばしすぎると、途中で息切れしてしまうかもしれませんから、上手くコントロールして頑張ってくださいね!
こんにちは、トレーナーの伊藤道生です。今日は寒い上に雨ですね。ウチの奥さんの幼稚園は、今日が入園式だそうですが、これから始まるので風邪をひいたり、体調を崩さないように気をつけてくださいね。 さて今日ですが、今は新しく入学・入園したり、新社会人としてスタートするなど、環境が色々と変わって心に負担がかかる時期ですので、そんな時に使えるツボをいくつかご紹介したいと思います。 春は新生活がスタートする季節。進学や仕事で新しいプロジェクトがはじまるなど、新たな経験をする人も多いのではないでしょうか。しかし、環境や人間関係に変化があると、知らず知らずのうちにストレスを感じ、それが積み重なるとカラダに変調を起こすこともあります。 陰陽五行では、春は『肝』に属しています。肝は自律神経の調整、新陳代謝の促進、血液の貯蔵と供給、また精神を安定させる働きをもっています。 本来は、春は肝の働きが活発になるのですが、ストレスなどで肝の力が弱まると、『落ち込む』『イライラする』といったような症状があらわれます。 ストレスとは、心や体にかかる外部からの刺激に対応しようとして生じるさまざまな反応のこと。精神的な緊張や心労、苦痛、暑さ・寒さ、外傷のほか、うれしいこともストレスを引き起こします。適度なストレスはパフォーマンスを高めますが、人間関係や働き過ぎ、不安や恐怖などの不快ストレスが続くと、意欲が低下したり、疲労や不眠、記憶力の低下など心・体・頭に影響を及ぼし、それが結果として行動や態度などにも表れます。 人間はストレスを感じると、それに抵抗するために自律神経のうち『交感神経』が優位になり、緊張状態になります。通常、体を活動的にさせる交感神経とリラックスさせる副交感神経がバランスよく作用することで、健全な生命維持を行っていますが、どちらかの神経だけが過緊張になるとバランスが崩れ、不調が出ます。 緊張を解くには、副交感神経を優位にしてリラックスすることが大事。こんなとき、自律神経を調整してくれるツボ押しをすることで、もやもやした気持ちをリセットすることができます。 ツボには様々な神経が集中していて、特に自律神経とストレスには深く関係があります。ツボを押すと痛いのは、神経の不調がおきているため。そこで、原因に関連するツボを押すと神経が刺激され働きがよくなります。神経の働きが回復するとそれが脳に伝わり、脳からその神経に関連する部位に働きが伝えられて症状が改善する仕組みです。 合谷(ごうこく)ツボを刺激することで、気持ちが落ち着き、徐々に平常心を取り戻すことができます。また、ストレスで乱れた自律神経の機能を正常に戻す働きがあります。手の甲側、親指と人さし指の骨の分かれ目のやや人さし指側にあるツボです。 神門(しんもん)精神的な緊張をほぐし、イライラした気分を鎮めてくれるツボ。特に不安感が強い場合は、このツボを刺激するといいです。手首の横じわの小指側の少しくぼんだ場所にあるツボです。 井穴(せいけつ)・指間穴(しかんけつ)普段よりイライラしたり、落ち込むときに有効なのが井穴(せいけつ)と指間穴(しかんけつ)です。イライラすると、つい過食気味になるという人にもオススメです。井穴 :手の指の爪の生え際。親指は外側、人差し指と中指は親指側、薬指は小指側、小指は両脇にあります。指間穴:手の甲の指と指の間(水かきの部分)です。 労宮(ろうきゅう)ストレスが原因ですでに胃腸に不調が出てきてしまっている人は、腸の働きに関連するツボなので、刺激すると消化吸収がよくなり、体に活力を与えてくれます。不老長寿のツボとも言われていて、緊張や疲れを緩和してくれる効果もあります。こぶしを握ったとき、中指の先端がくる位置です。 新年度は始まったばかりです。最初から飛ばしすぎると、途中で息切れしてしまうかもしれませんから、上手くコントロールして頑張ってくださいね!