寒暖差疲労とは?|ツボこんにちは、トレーナーの伊藤道生です。年が明けてから、関東地方では穏やかな天気が続いていますが、雨、降らなすぎですね…。今日のテレビで、とある一級河川が、あまりにも雨が降らなくて干上がってしまったと言っていました。こんなに雨が待ち遠しいのも珍しいですが、少しは降って欲しいですね。 さて今日ですが、僕は去年の春に引越しをして、多少はスタジオまでの通勤時間が短くなりましたが、それでも1時間30分ほどかかります。そのほとんどが電車内なんですが、冬(夏もですが)は車内と車外の温度差が大きくて、服装に苦労します。特に満員電車は大変ですそれによって体調を崩される方も多いのではないでしょうか最近では、『寒暖差疲労』という言葉まで出てきました。そこで今日は、寒暖差疲労とは何をテーマに書いてみたいと思います。 寒暖差疲労とは、『寒暖差によって疲労が蓄積した状態』のことをいいます。季節の変わり目に大きな気温の変化があったり、朝と夜とで気温差が激しかったりすると、身体は寒暖差を感じて疲労を溜め込んでしまうのです。身体にとって理想的なのは、体温や血圧、脈拍などが安定している状態です。人間の身体には、暑いと汗をかくように、外気温の高さに応じて体温調節を行う機能が備わっています。例えば、暖かい室内から冷え切った屋外に出る場合、身体が冷えて体温が下がってしまいます。そんなとき、身体は一定の体温を保つために熱をつくるなどしてエネルギーを消耗します。一方、涼しいところから暑いところに出ると、身体は汗をかくなどして体温を下げようとします。汗をかくのにもエネルギーが必要です。この体温調節の役割を担う神経が『自律神経』ですが、この自律神経が正常に機能している分には問題ないのですが、1日の中での寒暖差や短期間での寒暖差が激しいと、多くのエネルギーを消耗するので、自律神経のバランスを崩しがちになり、身体も疲れてしまうのです。 寒暖差疲労によって、身体は冷えの症状が進行しやすくなります。さらに、肩コリ・めまい・顔のほてり・食欲不振などの身体の不調も、寒暖差疲労が原因となって引き起こされるリスクがあります。寒暖差疲労を起こしやすくなる気温差は、『5℃以上』(7℃以上とも)といわれています。季節の変わり目はもちろん、空調のきいた場所を出入りすることが多いなど、気温の変化を感じやすい生活を送っていると、自律神経が常に過剰労働している状態となるため、寒暖差疲労につながるといわれています。 最近は異常気象による寒暖差も激しくなっているので、今まで症状を感じなかった方も発症してしまう懸念があります。 寒暖差疲労を溜めないようにするには、朝食を食べるようにする朝食には、寝ている間に下がってしまった体温を上げ、自律神経を整えるという効果があります。 よく噛んで食べるよく噛んで食べると、ストレスホルモンと呼ばれる『コルチゾール』の分泌が抑制されるため、ストレス解消やリラックスにつながります。 毎日湯船に入る入浴することで、体に蓄積された老廃物や疲労物質が取り除かれる『温熱作用』のほか、血液やリンパの流れを改善する『水圧作用』、筋肉や関節をリラックスさせる『浮力作用』の3つの効果を得られます。 運動する体力がないと、気温や気圧のささいな変化にも対応ができず、疲れてしまいます。毎日の積み重ねが大切です。以下に、自律神経を整える効果のあるツボをご紹介しますので、そちらも合わせて試してみて下さい。 内関(ないかん)両手首の内側にあるしわの真ん中から、ひじ方向に指3本分下がったあたりに、響くような感覚があれば、そこが内関です。 外関(がいかん)両手の手の甲側で手首の中央からひじに向かって指3本分上にあります。 合谷(ごうこく)手の甲側の親指と人差し指の付け根にあるしわの先で、骨が接するところです。 小沢(しょうたく)手の小指の爪両側の角にあります。 腎兪(じんゆ)背中側のウエストライン中央から左右に指2本分外側のところにあります。
こんにちは、トレーナーの伊藤道生です。年が明けてから、関東地方では穏やかな天気が続いていますが、雨、降らなすぎですね…。今日のテレビで、とある一級河川が、あまりにも雨が降らなくて干上がってしまったと言っていました。こんなに雨が待ち遠しいのも珍しいですが、少しは降って欲しいですね。 さて今日ですが、僕は去年の春に引越しをして、多少はスタジオまでの通勤時間が短くなりましたが、それでも1時間30分ほどかかります。そのほとんどが電車内なんですが、冬(夏もですが)は車内と車外の温度差が大きくて、服装に苦労します。特に満員電車は大変ですそれによって体調を崩される方も多いのではないでしょうか最近では、『寒暖差疲労』という言葉まで出てきました。そこで今日は、寒暖差疲労とは何をテーマに書いてみたいと思います。 寒暖差疲労とは、『寒暖差によって疲労が蓄積した状態』のことをいいます。季節の変わり目に大きな気温の変化があったり、朝と夜とで気温差が激しかったりすると、身体は寒暖差を感じて疲労を溜め込んでしまうのです。身体にとって理想的なのは、体温や血圧、脈拍などが安定している状態です。人間の身体には、暑いと汗をかくように、外気温の高さに応じて体温調節を行う機能が備わっています。例えば、暖かい室内から冷え切った屋外に出る場合、身体が冷えて体温が下がってしまいます。そんなとき、身体は一定の体温を保つために熱をつくるなどしてエネルギーを消耗します。一方、涼しいところから暑いところに出ると、身体は汗をかくなどして体温を下げようとします。汗をかくのにもエネルギーが必要です。この体温調節の役割を担う神経が『自律神経』ですが、この自律神経が正常に機能している分には問題ないのですが、1日の中での寒暖差や短期間での寒暖差が激しいと、多くのエネルギーを消耗するので、自律神経のバランスを崩しがちになり、身体も疲れてしまうのです。 寒暖差疲労によって、身体は冷えの症状が進行しやすくなります。さらに、肩コリ・めまい・顔のほてり・食欲不振などの身体の不調も、寒暖差疲労が原因となって引き起こされるリスクがあります。寒暖差疲労を起こしやすくなる気温差は、『5℃以上』(7℃以上とも)といわれています。季節の変わり目はもちろん、空調のきいた場所を出入りすることが多いなど、気温の変化を感じやすい生活を送っていると、自律神経が常に過剰労働している状態となるため、寒暖差疲労につながるといわれています。 最近は異常気象による寒暖差も激しくなっているので、今まで症状を感じなかった方も発症してしまう懸念があります。 寒暖差疲労を溜めないようにするには、朝食を食べるようにする朝食には、寝ている間に下がってしまった体温を上げ、自律神経を整えるという効果があります。 よく噛んで食べるよく噛んで食べると、ストレスホルモンと呼ばれる『コルチゾール』の分泌が抑制されるため、ストレス解消やリラックスにつながります。 毎日湯船に入る入浴することで、体に蓄積された老廃物や疲労物質が取り除かれる『温熱作用』のほか、血液やリンパの流れを改善する『水圧作用』、筋肉や関節をリラックスさせる『浮力作用』の3つの効果を得られます。 運動する体力がないと、気温や気圧のささいな変化にも対応ができず、疲れてしまいます。毎日の積み重ねが大切です。以下に、自律神経を整える効果のあるツボをご紹介しますので、そちらも合わせて試してみて下さい。 内関(ないかん)両手首の内側にあるしわの真ん中から、ひじ方向に指3本分下がったあたりに、響くような感覚があれば、そこが内関です。 外関(がいかん)両手の手の甲側で手首の中央からひじに向かって指3本分上にあります。 合谷(ごうこく)手の甲側の親指と人差し指の付け根にあるしわの先で、骨が接するところです。 小沢(しょうたく)手の小指の爪両側の角にあります。 腎兪(じんゆ)背中側のウエストライン中央から左右に指2本分外側のところにあります。