虚証(きょしょう)実証(じっしょう)、あなたはどっち!?
精をつけようと無理にたくさん食べたり、脂っこいものや刺激物などを摂ったりすると、かえって胃腸の機能を低下させてしまうので注意しましょう。 また、虚証は冷えに弱いことが多く、クーラー病になったり、秋口の涼しさにうっかり窓を開けて眠って冷えたり、夏に避暑地に行って冷えて体調を崩す人が増えるので、気をつけましょう。
実証は、有害物によって体の機能が阻害された状態なので、治療としては有害物(邪)を除去する必要があります。 例えば、お酒を飲むと下痢をしやすいという自覚があるならお酒を控える、あるいは、空気が乾燥すると風邪をひきやすいという自覚があるならマスクや加湿器を使うといった対策をとることが大切です。
少しでも『いつもと違って調子が悪いな』と思ったら、早めに休むようにしましょう。 また、引っ越しや転職などで環境が変わったときや、大きな仕事の節目、あるいは季節の変り目などの『境目』にガクンと疲れが出て体調を崩してしまうケースが多いので、そうしたときはできるだけ休息をとるように心がけましょう。