スポーツの秋『膝』|ツボ こんにちは、トレーナーの伊藤道生です。今日は千葉の方では朝から大雨で、家を出るのにいつもより勇気がいりました。ところが、等々力に着いてみると所々に青空が…。本当に最近の雨の降り方は局地的だなと思う今日この頃です。 さて今日は、スポーツの秋と題しまして、その中でも『膝』にスポットを当てたいと思います。夏の日差しも弱まり、朝晩は肌寒く感じるようになってきました。この位から、ウォーキングやジョギングをスタートされる方も多いかと思います。急にやり始めて、痛くなるところの一つが『膝』です。そこで今日は、そんな痛くなった『膝』への効果が期待できるツボをいくつかご紹介したいと思います。 膝の痛みの原因膝の関節は、前後への曲げ伸ばし(屈曲、伸展)が基本動作です。痛みの出る原因として、過去に捻挫や骨折などで脚のバランスが崩れたりしていると、膝に『ねじれ』が加わり、膝を痛めることに繋がりやすいです。また、骨と骨の間でクッションのような働きをしている『関節軟骨』のすり減りや関節の異常によって関節周囲の神経が痛むことが多く、以下のような原因によって引き起こされます。 ・変形性膝関節症などの疾患 ・スポーツによる膝への負担 ・O脚&X脚 ・急激な体重の増加や肥満 ・足腰の筋力の衰え運動以外でも日常生活で、「階段の上り下りがつらい」「歩くと痛い」「正座ができない」など、膝の痛みに悩んでいる人は多いと思います。膝が痛いときは無理に歩かず、テーピングやサポーターを装着する、腫れがある場合は冷やす、膝周りの筋肉を強化する、などの対処をするほか、痛みがひどくて日常生活にも支障が出る場合は、整形外科を受診しましょう。 梁丘(りょうきゅう)膝のお皿の上の外側角から太ももに向かって指3本分上のところにあります。親指を重ねて、しっかり10秒間押し続けたら、ゆっくり離す。これを左右とも、5回ほど繰り返しましょう。 血海(けっかい)膝の内側から太ももに向かって、指3本分のところ、押すと痛いと感じる部分です。左右同時に、脚と同じ側の手で膝を包むようにして、親指でゆっくり3秒ずつ押すことを10回くらい続けましょう。 膝眼(しつがん)「内膝眼」は、いわゆる膝のお皿のすぐ下の内側にあるくぼみ、同じく外側のくぼみが「外膝眼」です。左右同時に、膝全体を手で包み込むようにして揉みながら、ときどき、人差し指と中指で両方のツボを同時に引き上げるようにして押します。 足三里(あしさんり)膝の外側、お皿の下から指4本分下がった、いちばんくぼんでいる場所。向こうずねの外側です。太い骨にそった位置にあるので、中指や親指を使います。骨を外側から押すイメージで。 陽陵泉(ようりょうせん)膝の外側(真横)を少し下がったところにある、出っ張った丸い骨の下のくぼみにあります。指で押して痛みを感じるところです。床に脚を伸ばして座ったら、ツボの位置を押しやすいようにやや上に向けましょう。両手の親指の腹を重ねて押します。 陰陵泉(いんりょうせん)膝を軽く曲げて、くるぶしからすねの骨の縁(内側)をたどるように膝に向かって撫でていったとき、自然と指が止まるくぼみ(へこんだ部分)にあります。脚と反対側の手の中指で押します。 運動をするときは、合わせて栄養と休養のことも考えて始めましょう。バランスが大切ですよ。
こんにちは、トレーナーの伊藤道生です。今日は千葉の方では朝から大雨で、家を出るのにいつもより勇気がいりました。ところが、等々力に着いてみると所々に青空が…。本当に最近の雨の降り方は局地的だなと思う今日この頃です。 さて今日は、スポーツの秋と題しまして、その中でも『膝』にスポットを当てたいと思います。夏の日差しも弱まり、朝晩は肌寒く感じるようになってきました。この位から、ウォーキングやジョギングをスタートされる方も多いかと思います。急にやり始めて、痛くなるところの一つが『膝』です。そこで今日は、そんな痛くなった『膝』への効果が期待できるツボをいくつかご紹介したいと思います。 膝の痛みの原因膝の関節は、前後への曲げ伸ばし(屈曲、伸展)が基本動作です。痛みの出る原因として、過去に捻挫や骨折などで脚のバランスが崩れたりしていると、膝に『ねじれ』が加わり、膝を痛めることに繋がりやすいです。また、骨と骨の間でクッションのような働きをしている『関節軟骨』のすり減りや関節の異常によって関節周囲の神経が痛むことが多く、以下のような原因によって引き起こされます。 ・変形性膝関節症などの疾患 ・スポーツによる膝への負担 ・O脚&X脚 ・急激な体重の増加や肥満 ・足腰の筋力の衰え運動以外でも日常生活で、「階段の上り下りがつらい」「歩くと痛い」「正座ができない」など、膝の痛みに悩んでいる人は多いと思います。膝が痛いときは無理に歩かず、テーピングやサポーターを装着する、腫れがある場合は冷やす、膝周りの筋肉を強化する、などの対処をするほか、痛みがひどくて日常生活にも支障が出る場合は、整形外科を受診しましょう。 梁丘(りょうきゅう)膝のお皿の上の外側角から太ももに向かって指3本分上のところにあります。親指を重ねて、しっかり10秒間押し続けたら、ゆっくり離す。これを左右とも、5回ほど繰り返しましょう。 血海(けっかい)膝の内側から太ももに向かって、指3本分のところ、押すと痛いと感じる部分です。左右同時に、脚と同じ側の手で膝を包むようにして、親指でゆっくり3秒ずつ押すことを10回くらい続けましょう。 膝眼(しつがん)「内膝眼」は、いわゆる膝のお皿のすぐ下の内側にあるくぼみ、同じく外側のくぼみが「外膝眼」です。左右同時に、膝全体を手で包み込むようにして揉みながら、ときどき、人差し指と中指で両方のツボを同時に引き上げるようにして押します。 足三里(あしさんり)膝の外側、お皿の下から指4本分下がった、いちばんくぼんでいる場所。向こうずねの外側です。太い骨にそった位置にあるので、中指や親指を使います。骨を外側から押すイメージで。 陽陵泉(ようりょうせん)膝の外側(真横)を少し下がったところにある、出っ張った丸い骨の下のくぼみにあります。指で押して痛みを感じるところです。床に脚を伸ばして座ったら、ツボの位置を押しやすいようにやや上に向けましょう。両手の親指の腹を重ねて押します。 陰陵泉(いんりょうせん)膝を軽く曲げて、くるぶしからすねの骨の縁(内側)をたどるように膝に向かって撫でていったとき、自然と指が止まるくぼみ(へこんだ部分)にあります。脚と反対側の手の中指で押します。 運動をするときは、合わせて栄養と休養のことも考えて始めましょう。バランスが大切ですよ。